マック、バチカン近くへの出店を巡って論争

「ローマの伝統的な食文化から大きく逸脱」

 1月3日、ローマ法王庁(バチカン)のサンピエトロ聖堂近くに昨年12月30日、米ファストフード「マクドナルド」の店舗がオープンし、是非をめぐる議論が巻き起こっている(2017年 ロイター/Alessandro Bianchi )

[バチカン市 3日 ロイター] - ローマ法王庁(バチカン)のサンピエトロ聖堂近くに昨年12月30日、米ファストフード「マクドナルド」の店舗がオープンし、是非をめぐる議論が巻き起こっている。

昨年計画が明らかになると、エリオ・スグレッチャ枢機卿が、マクドナルドの商品はローマの伝統的な食文化から大きく逸脱しており、健康的とは言えないとして反対の声を上げた。枢機卿は当時、レプブリカ紙に対し「法王が教える通り、苦しんでいる人々に助けを提供するため、この場所を利用するほうが良い」と語っていた。

一方、3日のランチタイムには2人の修道女が店舗のある建物に入っていくところを目撃されている。マクドナルド側は、店舗が入居している建物はバチカンの外の観光名所に位置しているとの声明を発表。「このケースでも、イタリア国内のあらゆる歴史的な場所の近くで営業する場合と同様、店舗は歴史的な環境に十分適応している」と述べている。

イタリアでは、古都フィレンツェの市長がマクドナルドの出店申請を却下しマクドナルドが訴訟を起こすなど、市がファストフード店に圧力をかけるケースが発生している。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 近代日本を創造したリアリスト 大久保利通の正体
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 赤木智弘のゲーム一刀両断
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
トレンドライブラリーAD
人気の動画
築40年超「老朽マンション」丸ごと建て替えの大問題
築40年超「老朽マンション」丸ごと建て替えの大問題
「料理が突然、上手になる」たった1つの簡単秘訣
「料理が突然、上手になる」たった1つの簡単秘訣
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
AOKI、コロナ禍で売れた「パジャマスーツ」で描く復活戦略の要諦
AOKI、コロナ禍で売れた「パジャマスーツ」で描く復活戦略の要諦
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
持たざる国・日本に大激震<br>エネルギー危機が来る

脱炭素の移行期に化石燃料の争奪戦が勃発。天然ガスの価格は歴史的な急騰を記録しました。余波はサプライチェーンの混乱から世界経済の後退懸念、原発待望論まで広がります。資源小国の日本が生き残る道はあるのでしょうか。

東洋経済education×ICT