「逃げ恥ロス」でも恋ダンスが残り続ける理由 「現代的お立ち台」に示したい適度な達成感
大好評のうちに終わったTBSテレビのドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」。12月20日の最終回終了後も「逃げ恥ロス」と呼ばれるほど、多くの視聴者を惹きつけてやまない。
ドラマの内容はもちろんのこと、主演の新垣結衣さん演じる森山みくりの夫を演じた星野源さんが歌う「恋」に合わせて、エンディングで新垣さんをはじめ出演者が踊る「恋ダンス」も大きな話題になった。特にインターネット動画共有サイトYouTubeでも盛り上がりを見せた。
YouTubeで逃げ恥ダンスを検索しようと「逃げ恥」まで入力すると「逃げ恥 恋ダンス」とサジェスト(検索提案)される。それだけ多くの人が検索しているということだ。 実際、検索してみると、星野源さんの「恋」の公式ビデオやTBSの公式「恋ダンス」だけでなく、パロディから純粋なモノマネまで、さまざまな「恋ダンス」動画が表示される。
公式チャンネルの再生回数は7500万回超。たとえば元SDN48の双子アイドル、奈津子さんと亜希子さんがニュースサイト「しらべぇ」の記事企画で恋ダンスに挑戦し、その模様を収めた動画は、10月25日の公開からYouTubeとFacebook投稿を合わせて累計で10万回再生を突破した。無名な個人のYouTube投稿でも数万回再生を記録しているケースも珍しくなく、ひとつのテーマで考えると、記録的ともいえる広がりとなっている。
「恋ダンス」には応援団と同じノリがある
星野源さんの「恋」 のメロディに合わせて踊るのが「恋ダンス」だが、この曲を聴くと体が自然と動きたくてウズウズしてくる。何度も聴いているとこの曲が三三七拍子を打っていることに気づいた。応援などで使われる「タンタンタン、タンタンタン、タンタンタンタンタンタンタン」のおなじみのリズムだ。
オープニングは、
街が暮れたら色めき(タンタンタンタンタンタンタン)
風たちは(タンタンタン)運ぶわ(タンタンタン)
カラスと人々の群れ(タンタンタンタンタンタンタン)
サビの部分は、
いつか見えなくなるもの(タンタンタンタンタンタンタン)
それは側に(タンタンタン)いること(タンタンタン)
いつも思い出して(タンタンタンタンタンタンタン)
君の中に(タンタンタン)あるもの(タンタンタン)
距離の中にある鼓動(タンタンタンタンタンタンタン)
恋をしたの(タンタンタン)貴方の(タンタンタン)
指の混ざり(タンタンタン)頬の香り(タンタンタン)
夫婦を超えてゆけ(タンタンタンタンタンタンタン)
このキレイな三三七拍子は自然とノリがでて踊りたくなる。
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