「家族は自分の家来」と考えるDV夫の思考回路 マジメなのに転職が多い場合は、注意しよう
そのような性格なので、彼らには友人が少ないという特徴もあります。他人に対しても厳しいので、なかなか心を許す友人もできません。
そのため、結婚後は、妻や子どもに対して異常に執着します。家族は自分が作り上げた城の家来たち。うまくいっているときは面倒をよく見ますが、出来が悪ければしつけと称して暴力をふるいます。
また、DV系の多くは、暴力をふるったことを否定しないという特徴があります。それが何も悪いことだとは思っていないからです。ただし、病院に行かせない、診察に同席する、交友関係を許さない、メールをチェックするなど、外部との接触をできるかぎりさせないようにしていることからすると、世間的に問題があることだという認識はあるのでしょう。
離婚裁判で、DV系の夫は、「絶対に離婚したくない」と主張します。DV系に限らず、ブラック彼氏の離婚問題はもつれて裁判になりがちです。理由は類型によって異なりますが、特殊な価値観があるために話し合いができず、協議離婚ができないからです。
私の取り扱った事件の裁判で、妻を殴ったことについて質問された夫は、これを認めました。しかし、殴った理由については、「妻が社会を知らないから、教育しただけです」と、堂々と答えます。
驚く傍聴人を尻目に、自分勝手なことを平然と言う。このような夫の価値観は、裁判で敗訴したくらいでは変わりません。裁判官がおかしかった、相手の弁護士がずる賢かったと都合よく考えて、自分のなかの正義感を変えようとはしません。彼がバツイチの場合、戸籍をみて「裁判離婚」となっていたら、DV系の可能性があります。
他人への依存心が強いので、すぐ再婚
DV系は、離婚してもすぐに再婚するのが特徴。他人への依存心が強いので、一人で生活することができず、すぐに相手を探し求めます。彼らは自分の言いなりになる女性のにおいをかぎ分けるのが得意なので、すぐに適当な女性を見つけて、熱心にアプローチします。
このようなDV系に見込まれないためには、あなたも日頃から自分の意思を持つことが大切です。彼らと出会う女性は依存心が強く、誰かに幸せにしてもらいたいと願うタイプ。あなたが「三歩下がってついていきたいです」とか「引っ張ってくれる男性が好き」と思うタイプなら、DV被害者の予備軍です。
そうならないように、他者依存の考えはできるだけやめて、自分の道は自分で道を切り開くというイメージを持って彼氏選びをしましょう。
転職癖がある男性は、DV系の可能性があります。転職の理由が、彼の正義感からくる場合には要注意! バツイチの彼の戸籍に「裁判離婚」とある場合にもDV系の可能性があるので注意しましょう。
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