国民的ヒロイン「大門未知子」の魅力とは? 米倉涼子が語る「ドクターX」の裏側
その視点はまさにドクター。実際に手術シーンを見ていても、手さばきは年々リアルになっている。
「速くなっているなとは思いますね(笑)。いつも本当の外科医の先生がサポートしてくれていますし、隣でメスを渡すスタッフも手馴れていて凄く機敏で上手なんですよ。チームワークに感謝しています。
最近は加地医師役の勝村政信さんとのタッグもいい感じで、手術の撮影が上手くいった後はハイタッチしています」
大門未知子を演じるにつれ、医療用語や病気への知識も自然と増えていった。イメージを膨らますため、医療映像にも目を通していると話す。
そしておなじみの手術後に未知子がガムシロップを飲むシーンについては、なんと実際にそうしている医師がいると知り、米倉さん自身が脚本に入れたらどうかと打診したそう。
「長いオペの後に脳を休ませるために飲んでいるそうなんです。私も初めに試してみたんですが、さすがに甘すぎて飲み込めなかった(笑)」
ふと見せる少女のようなチャーミングさ
また、視聴者が大門未知子に惹かれる理由のひとつが、「私、失敗しないので」という決め台詞がハマる一匹狼の天才医師でありながら、ふと少女のようなチャーミングさも見せること。
「未知子は晶(岸部一徳)の前ではかわいくなります。岸部さんは私の亡くなった父と同じ歳で、だからドラマをやりながらお父さんに甘えているみたいなところはあるかもしれませんね。
それに未知子のようにいつも自分に厳しい人が、楽な自分になれる場所を持つのは大事だと思います。私もプライベートではそういうのが好きなので、スタイルは似ているかな」
トップ女優でいて、実は人への接し方がとても丁寧で気さくな米倉さん。そんな米倉さんの根の優しさが、未知子のチャーミングな一面に関連していると感じてしまう。
米倉さんあっての大門未知子であり、そして大門未知子は米倉さんのキャリアにとって大きな意味をもつ役柄となった。
「必要とされているなら、私はキャラクターとして大門未知子でいようと思います。役名を覚えてもらえているって、本当にありがたいですから」
東京カレンダーの関連記事
満場一致!東カレが2016年度のレストランNo.1に選んだのは、このフレンチだ
岩田剛典が戦慄!強制ハロウィンの恐怖とは?
松嶋菜々子スペシャルインタビュー:女優として一層輝き続けるその魅力に迫る!
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら