「嫌われ者」の状況を変えねば仕事は進まない 「いちいちモメる」日々を変える3つのヒント

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1.社内顧客リストを作る

まずは自分の顧客リストを作ってみましょう。

顧客と言っても、この場合は外部のお客さんを指しているわけではありません。自分が社内で関わり、自分に何らかのサービスを提供している人・部署を指します。

おカネをもらっているからお客さんということではなく、こちらが相手からサービスを受けているからお客さん、といった風に考え方を変えてみてください。相談者様の場合は、社内のバックオフィスや営業部門が自分のお客さんということになります。

このように相手がお客さんと考えると、ブチ切れるなんて言語道断、切腹・打ち首ものですよね。社外のお客さんの場合だったら、お客さんが喜ぶことをしなければおカネはもらえません。社内の人もお客さんと考えることで、次の相手が喜ぶことは何か?を考えるきっかけにしましょう。

謙虚さをもって臨む

2.お客さんの好みを知る

社内顧客リストができたら、このお客さんたちが喜ぶことは何だろう?と考えてみてください。喜ぶこととは、つまりは相手の好みです。

好みとは、

・話しかけていい時間帯(大体人間は、朝は機嫌が悪いものです)
・話しかける声のトーン(高圧的な声だと相手はとっさに攻撃的になります)
・好みの説明の仕方(説明を聞くのが好きなのか、はたまたメールや文章での説明を読むのが好きなのか)

と言った、細かい人間の機微のことを言います。

もちろん、忙しい中、新しい仕事を振ってくる人が好かれるわけがありません。なので、靴の裏もなめる卑屈さ、いや、謙虚さをもって臨まなければいけません。

3.自己分析をする

『エリートに負けない仕事術』ずんずんさんの近著。(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします)

顧客リストもできて、相手の好みも押さえたなら、今度は自分自身について分析してみてください。なぜ、あの人は何度も説明してもわかってくれないのか?ではなく、なぜ自分の説明は通じないのか?といったように、外部要因ではなく、自分自身の内部要因を見つめ直してみてください。

人は鏡です。「物分かりが悪い」と思っている相手の姿は、実は自分自身の姿なのかもしれません。

社長が承認したという権力を得たとしても、人というものは指示しただけではなかなか動きません。ビックなことをするチャンスを得たのですから、人間的にもビックになるチャンスだと考えて、ぜひ頑張ってみてくださいね。

といったところで今日は失礼します☆彡 

ずんずん キャリア・人間関係コーチ、コラムニスト

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ずんずん / zunzun

元外資系OL。大学卒業後、埼玉県にある日系事業会社に就職。激務の果てに「死ぬ前に丸の内OLになりたい」と転職活動を開始し、外資系投資銀行に採用される。さらにシンガポールの世界的IT系企業で働いたのち、帰国。著書にコミックエッセイ『外資系はつらいよ OLずんずんが見た資本主義帝国♪の全貌』『外資系OLは見た!世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣』(ともにKADOKAWA)『エリートに負けない仕事術』(大和書房)がある。

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