吉田カバン、この秋注目のリュックはこれだ 企画担当者に、こだわりを聞いてみた
――デザインの源は?
長谷川:大工さんなどが使う工具用腰袋です。海外に出張に行くと、現地の道具屋などを見て回るのですが、シアトルでホームセンターに立ち寄った際、いくつかの工具用腰袋を見つけました。リベットにワッシャーを噛ませたり、中にナイロンテープを入れてへり巻きしたりと、ヘビーデューティな作りが面白いと思いました。
――それで、この特徴的な外ポケットが生まれたんですね。
長谷川:「ポケットのへりをわずかに凸状にすることで荷物が転落しにくくなる」など、縫製職人さんからもたくさんのアドバイスをいただきました。職人さんから「こんなカバン作ったことない」ともいわれましたが(笑)。
――それだけ常識を打ち破ったデザインだったということですね。
長谷川:20年以上のロングセラーになってとても愛着のあるシリーズです。
もうひとつの目玉は?
もうひとつ、この秋冬に注目したいリュックサックがある。機能を徹底追求したミリタリースタイルのポーター スペック(9型3色 12月上旬発売予定)。今季の受注数は同社の中でもトップクラスという。