「イヴォーク」のオープンはこんなにも楽しい レンジローバーのSUVが持つ予想外の操縦感

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

もっともスタイリッシュなSUVといえるレンジローバー イヴォークに、さらに商品性をアップさせるモデルが加わった。4人乗りのフルオープン、イヴォーク コンバーチブルだ。乗るとヨイ出来だとわかる。

デザイナーのスケッチがそのまま商品化されたような

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

レンジローバー イヴォーク コンバーチブルは、2016年9月9日から日本での受注が開始された新型車だ。デザイナーのスケッチがそのまま商品化されたようなスタイリッシュなSUVとして世界的に人気のイヴォークが発表されたのは2008年。ここにきてセールスのテコ入れはニッチ(すきま)商品で、と考えるのが普通かもしれないけれど、コンバーチブルはじつは当初から計画されていたモデルだそうだ。

特徴は電動ソフトトップを備えたSUVという、他に類のないコンセプトにある。セダンをベースにしたコンバーチブルはそれなりにスタイリッシュでいいものだけれど、SUVというのは斬新な発想だ。ところがスタイリングは上手でキワモノ感はいっさいない。実車をみるとより魅力的で、幌を開けたときはもちろん、閉めたときもかなりスタイリッシュで、自動車好きなら大いに興味を惹かれるのでは。

エンジンは従来のイヴォーク(4ドア)とイヴォーク クーペ(2ドア)と共用の2リッター4気筒。177kW(240ps)の最高出力と340Nmの最大トルクを発生する。この数値も同一だ。変速機はオフロード用にウルトラロー・ファーストギアを組み込んだ9段オートマチック。駆動は基本的に前輪のみで行い、路面状況などで即座に後輪にトルクを配分するオンデマンド型の4WDである。もちろん路面によってエンジントルク制御やダンパーの減衰力を返るテレインレスポンスなど、ランドローバーとレンジローバーでおなじみのオフロード用のシステムもちゃんと備わっているのだ。

次ページ操縦感覚は実は予想外だった
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事