パナソニック、東京五輪に「映像演出」で勝負

リオではプロジェクションマッピングを担当

koboスタジアム宮城をモデルケースに全国のスタジアムへ映像・音響演出システムの導入を狙う

パリーグで熾烈な優勝争いが続くプロ野球。その舞台となる野球場で、パナソニックが"別の勝負"を仕掛けている。

東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「koboスタジアム宮城」では、LED全面スコアボードを展開。北海道日本ハムファイターズの本拠地「札幌ドーム」では、グラウンドの上からの撮影を可能にするバルーンカムや客席の窓ガラスに映すシースループロジェクションの試験運用を始めている。

テレビ事業はまだ病み上がり

パナソニックは巨額投資をしたプラズマテレビ事業の撤退後、経営の軸足を消費者向けから事業者向けに移行した。「ビエラ」ブランドのテレビ事業は販売地域を絞り込み、2015年度に8年ぶり黒字化したがまだ病み上がりの状態だ。家電担当の本間哲朗専務は、「テレビ事業は経営資源を割いてチャレンジする領域ではない」と言い切っている。

代わりに、AV・通信事業の屋台骨となっているのが航空機用エンタメシステム事業だ。世界シェア7割ともいわれる同事業は、売上高3000億円規模、営業利益率は全社目標の5%を優に超えているもようだ。ただ、今後3年間では大きな成長を見込んでいない。LCC(格安航空会社)の台頭でエンタメシステムへの投資を抑えた機体が増えるほか、競合との競争激化でコスト圧力も増すなど、先行きに関して不安要素は多い。

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