カッコよさがすべて、バーニーズNYの神髄 クリスピー・クリーム・ドーナッツ出身、上田谷社長に聞く

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――新宿店の大幅改装による集客効果は?

バーニーズのリニューアル以外にも集客要素があります。3月16日に副都心線と東横線が相互乗り入れ開始や伊勢丹新宿店の改装も、バーニーズにとってはプラス要素で、すべての効果を含めて前年比2ケタ増を狙っています。

――同日リニューアルの伊勢丹新宿本店は脅威ですか。

伊勢丹の改装は、明らかにバーニーズにとってプラスと見ています。ファッション好きな人は色んなお店を必ず見て回りますので、伊勢丹がカッコよくなってお客さんが増えたら絶対にバーニーズの集客力も上がります。規模は全然違いますけど、逆にバーニーズが頑張れば伊勢丹にとってもプラスになるでしょう。

というのも、過去に銀座で同じことあったからです。「ドーバーストリートマーケット」がバーニーズのすぐそばで12年3月にオープンしたのですが、バーニーズの銀座店は大幅に売り上げが増えました。ファッションに関心の高いお客様が昔より銀座に来る頻度が上がった。今回の新宿店でも間違いなく相乗効果が出ると見ています。

伊勢丹とはお客を取り合わない

――そもそもバーニーズジャパンは伊勢丹と縁が深い。

もともとは伊勢丹が株主で、日本のバーニーズの生みの親ですが、現在、資本関係はありません。ただ、三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長とよく話すのは、新宿でも銀座でも、お客様を取り合うというよりはお互いに盛り上げてその地域の集客力を上げようと。

――リニューアルした伊勢丹新宿本店はご覧になりましたか。

もちろん何度も行っていますが、さすがにカッコよくなったと思います。ケタの違う広さがありますから、あの規模でやられていてすごくいいなあ、と。ああいう場所があるとファッションに関心のあるお客様がもっと集まると思います。すごいなあと思いつつ、僕らは最先端のファッションで勝負していきたいと考えています。

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