原宿駅建替で都内最古の木造駅舎はどうなる

明治神宮と関係深い瀟洒な洋風建築の運命は

原宿駅・表参道口の駅舎は都内最古のJR木造駅舎だ

原宿駅の界隈には、東にケヤキ並木の続く表参道、若者たちが押し寄せる竹下通りなどの繁華街を控えるほか、西側には明治神宮や代々木公園など、緑豊かなエリアが広がり、一日中人通りが絶えることがない。そんな原宿駅に新駅舎建て替えという新たな話題が持ち上がった。

去る6月8日、JR東日本は東京オリンピックが開催される2020年までに原宿駅を改良し、新駅舎を建設する計画を発表した。

定期外利用者の比率が高い

初詣の時期に使用される臨時ホームを新宿、池袋方面の外回り用ホームとし、現在使用する島式のホームを、渋谷、品川方面の内回り用に変更して混雑緩和を図るという。新駅舎は線路を跨いだ構造の二階建てとなり、明治神宮口の出入り口も設置される模様だ。現在の駅舎の扱いをめぐっては今後検討される予定だが、原宿駅とはどのような駅なのか、簡単に振り返ってみたい。

原宿駅の1日平均の乗車人員(乗車のみの人員)は7万3733人(2015年度)。JR東日本全体の中で61位だ。山手線の巨大ターミナル、新宿駅(76万0043人・1位)、渋谷駅(37万2385人・5位)の間に位置し、原宿駅と新宿駅の間には代々木駅(7万0200人・63位)がある。

利用者全体に占める定期外利用者の割合が高いのが原宿駅の特徴だ。新宿、渋谷、代々木の各駅ともに定期利用者が定期外利用者よりも多い。が、原宿駅の場合は、定期利用者2万3256人に対し、定期外利用者5万0476人と2倍強ほどある。定期券を利用する通勤・通学客よりも「ビジター」が多いという結果が数字に表れている。近年では海外からの観光客の姿も多く見られる。

原宿駅は初詣の参拝者数が日本一となる明治神宮とも関係が深い。明治神宮の2016年の初詣参拝者数は約316万人。その多くが原宿駅を利用する。

初詣の参拝客に対応するため、1939年には明治神宮側に臨時ホームを増設。例年、大晦日の夜から1月4日までの間、この臨時ホームとともに明治神宮の敷地に面した「臨時口」改札が使用される。

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