1日2万本が売れるトウモロコシ農家の秘密 妥協を許さない姿勢が最高の商品を生み出す
夏、旬を迎えるトウモロコシ。国内における産地といえば、広大な自然が広がる北海道を思い浮かべるかもしれない。ただ、日本には北海道以外にもトウモロコシの生産が盛んな地域がある。静岡県に連日大行列をつくる大人気のトウモロコシ販売所があるのはご存知だろうか。
静岡県森町、トウモロコシ栽培の盛んな町で農家を営むのが遠州森鈴木農園の代表取締役、鈴木弥(すずきわたる)さん。彼が栽培するトウモロコシは、森町の中でも特においしいと評判を呼び、毎日、およそ100人近い人々が鈴木農園のトウモロコシを求めて行列を作り出す。多い日には一日でなんと2万本も売り上げるほどの人気ぶりだ。
いったい、なぜ鈴木さんが育てるトウモロコシは、これほどの人気を呼んでいるのだろうか? 今回、TBSテレビ『ジョブチューン』取材班は7月30日(土)よる7時から放送する「日本が誇る一流農家&漁師SP」に出演する鈴木さんに、そのヒミツを聞いた。
マンゴーを超える糖度の秘密
その熱狂的な人気の秘密は、トウモロコシとは思えないほどの甘さにある。マンゴーの中でも甘くて有名な宮崎の「太陽のたまご」は糖度15度以上が条件だが鈴木農園のトウモロコシの糖度はそれを超える糖度なのだ。