今や観光名所に!天神の「豪華すぎトイレ群」

競い合うかのごとく後発組ほど豪華になり…

天神地下街のトイレ(東2番街)書斎をイメージしており、重厚感のある落ち着いた雰囲気になっている(写真:arscinq / PIXTA)

百貨店がひしめく福岡市中心部の天神。「フクオカ流通戦争」と言われる激戦地・天神では、毎年のように商業施設のリニューアルや新規出店が相次いでいる。

各施設が新しくなるたびに力を入れているのが、トイレだ。競い合うかのように後発組ほど豪華になっていく。巨額投資が続く元気な街・福岡のトイレ事情とは――。

連日、記念撮影する人が列をなす「地下街トイレ」

当記事はqBiz 西日本新聞経済電子版の提供記事です

その中でも、ここまでも、とちょっと引いてしまうようなトイレ群が7月1日に完成した。「あり得ない、豪華すぎるぞ」「いかがなものか」……。ツイッターで批判まで寄せられたのが天神地下街にある4カ所の無料公共トイレだ。

周辺の商業施設でも「女性トイレを1・5倍~2倍に拡張、椅子のある化粧スペースを設置」(ソラリアプラザ)、「期間ごとに異なる若手作家の作品で装飾。中央に真っ赤な円形ソファを置く」(福岡パルコ)など、トイレを整備して集客につなげるのが常識となっている。

天神の商業施設「福岡パルコ」新館6階アートトイレ。若手作家の作品を飾る

しかし、地下街トイレの豪華さは、見栄えも質感も「別物」の様相を呈している。そのためか、地下街各トイレの前では連日、記念撮影する人が列をなす。それも中国や台湾、韓国から訪れる観光客が多い。聞いてみると、SNSで拡散されているそうで、屋台とともに、すっかり撮影スポットと化しているのだ。

次ページ「地下街が天神の足を引っ張るようではいけない」
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