マニア向け旅行にも安倍バブル波及 ターゲットは団塊「完全定年」

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旅行日程は10日以上が多く、契約単価も高い。取り扱いは130カ国・地域に及び、あまり日本人が踏み入らない地域も含まれる。世界の歴史や地域の文化に興味を持つ、大学教授など学識経験者をはじめとする顧客も多い。

事前に現地の歴史などみっちり学習してから参加するため、ガイドの説明をツアー参加客が訂正する場面すらある。ただ、それで客とガイドの関係が悪化するのではなく、知識を深め合うことで、また別なツアーに参加するリピート客が増えるという。観光というよりは、あたかも“大人の修学旅行”といったおもむきだ。

リーマンショック前のピーク回帰には道半ば

ユーラシア旅行社の12年10~12月期(第1四半期)は、売上高が12億7900万円(前年同期比1.9%減)、営業利益が800万円の黒字(前年同期は800万円の赤字)。売上高は小幅減となったものの、何とか営業黒字を確保することはできた。

年末年始など旅行客が殺到してツアー単価の高くなる時期は、逆に旅慣れたリピート客が敬遠するため、同社にとっては閑散期に当たる。だからこの3カ月で一喜一憂はできないが、会社側の期初計画である通期での売上高67億円、営業利益3.4億円の達成に向けて、堅調なスタートを切ったとはいえる。

ただ、ユーラシア旅行社の業績のピークは、リーマンショック前である07年9月期の売上高93.2億円、営業利益4.3億円。業績は底打ちしたものの、ピークへの回帰にはまだ道半ばであることに間違いはない。

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