JT、マイルドセブンの終わりと始まり 「メビウス」に刷新、国内販売見通しは強気

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JTが31日に発表した13年3月期第3四半期(12年4~12月期)の業績は好調。通期の見通しを上方修正した。売上収益の予想を従来の2兆0930億円から2兆1180億円、営業利益は4930億円から5110億円に引き上げた。

国内たばこ販売見通しはむしろ引き上げ

12年10月末には、国内たばこの販売本数の見通しを、1145億本から1155億本に引き上げている。今回は国内での販売本数の予想は据え置いたものの、販促費を含む経費が従来予想を下回ったとして、国内たばこ事業の調整後EBITDA(税引き前利益に支払利息と減価償却費を加算した値)予想を2695億円から2715億円に上方修正した。

東日本大震災で工場が被災し、打撃を受けたJTの国内たばこ事業は、第3四半期までは着実な回復を見せてきた。業績見通しから読み解けば、旗艦ブランドの刷新は収益にダメージを与えないという前提となっている。JTの思惑通りにいくのか。周到に準備してきたであろう新しいブランド戦略の真価が問われる。

平松 さわみ 東洋経済 記者

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ひらまつ さわみ / Sawami Hiramatsu

週刊東洋経済編集部、市場経済部記者を経て、企業情報部記者

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