バーバリーと三陽商会、蜜月にくすぶる懸念 ライセンス契約は残り2年半、更新いまだ決まらず

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

自社ビルから離れたバーバリーの展示会

これまで南青山の自社ビルで行われてきた展示会が、昨年から、バーバリーブランドのみ九段の賃貸ビルへ移動されたことも、さまざまな憶測を呼んでいる。「営業部隊の利便性を考え、本社移転とともに併せて移した」(広報室)と業務効率化が目的だが、「もっとも稼いでいるブランドを本社に置かないのは不思議。ライセンス契約の先行きに何らかの変化があった可能性もある」(アパレル業界関係者)という声も聞かれる。

三陽商会は「今回の希望退職は、売り上げが伸び悩む中、収益体質をより改善させていくのに必要。(財務に)余裕があるいま、人件費にも手をつけるべきと考えた。(バーバリーとのライセンス問題とは)無関係」(広報室)と断言する。だが、残り2年半と迫ったライセンス契約更新についての進展が明らかにされない限り、「バーバリーショック」への懸念は燻り続ける。

鈴木 良英 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

すずき よしひで / Yoshihide Suzuki

『週刊東洋経済』編集部記者

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事