4月1万0800円、年末1万1000円へ

専門家に聞く2013年の日経平均予測

2012年の日経平均株価は11月以降上昇に弾みが付き、年間で約23%上昇。終値は1万0395円だった。上昇率としては05年の約40%以来、7年ぶりの大きさとなった。では巳年の13年はどうなるか。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長に話を聞いた。(聞き手:小河 眞与記者)

衆議院選挙で圧勝した自民党・安倍総裁が、日銀への金融緩和圧力や国土強靱化計画に伴う財政出動などをぶち上げた結果、円安株高トレンドが形成されつつある。

だが、売買動向を見ると、銀行や生損保、年金、信託銀行など国内の機関投資家と、個人投資家は大幅な売り越しだ。現在の株高を支えているのは外国人投資家で、中でも、ヘッジファンドが中心となっている。

いまの株高はエモーショナルな金融相場

今の株式相場は非常にエモーショナルな相場だ。外国人投資家は一部を除き、日本の政治にはそれほど詳しくない。安倍新首相の発言をストレートに受けとり、彼の一挙手一投足に反応して動いている。

現在の株高は金融緩和が支えており、実体経済と完全に乖離している。実体経済がついてこないと、期待感はいずれ剥落する。円安による株高は、好ましいかもしれないが、世界中で有り余ったマネーが、日本を投機の対象として見ている結果だということを、認識しておく必要がある。

結論から言えば、2013年の日経平均株価は、4月に1万0700~1万0800円程度まで上がり、その後、下落に転じ7月には9000円まで低下、その後、年末に向けて、再び1万1000円程度に上昇すると予想している。

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