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国が建設した北山ダムは1957年に完成し、佐賀市や小城市の農地に送水している。ダムの底には建設時の想定を上回る土砂が堆積し、排水門の開閉に影響が及ぶ恐れが出てきた。そのため2011年から農閑期に水位を下げ、土砂の浚渫(しゅんせつ)や、のり面の保護工事が実施されている。
「巨大化」で初心者が釣るのは困難に
ブラックバスが激減した北山ダム。例年なら平日でも釣り客でにぎわうシーズンだが、ボートはすべて並んだままだ=佐賀市三瀬村
ボート店の男性が異変に気付いたのは14年。バスがほとんど釣れなくなり、ワカサギやヤマメが増えた。
バスのサイズも変化し、3匹の総重量を競う大会で12年は1600グラムだったが、15年は3500グラムに倍増した。男性は「個体数が減ったことで餌を狙うライバルも減り、太ったのだろう。
このサイズを狙う常連にはいいが、初心者が釣るのは難しい」と話す。
淡水魚に詳しい専門家は「冬場にダムの水位が低くなり、稚魚が潜り込んだ泥が空気にさらされたため、冬を越せなかったのではないか」と指摘している。
貸しボート店は11~2月のワカサギ釣りをPRするなど苦肉の策を取っている。
