どん兵衛とサッポロ一番、特許争いの真相 8回の交渉で決裂
日清とサンヨーは11年7月から12年8月まで、8回に渡り交渉を続けてきたが解決には至らず、今回の提訴に至った。
日清はこの「ストレート麺」を皮切りに麺の大改革を続けている。「太麺」、「3層太ストレートフライ麺」、「3層太ストレートノンフライ麺」に続き、11年には外側がフライ麺、内側がノンフライ麺の特徴を併せ持った「ハイブリッド麺」を投入した。日清にとってストレート麺は、麺改革の要となる技術である。
縮小傾向にある国内の食品市場において成長を続けるには、付加価値の高い商品で、自社の独自性を顧客にアピールすることが不可欠。今回の訴訟は、国内食品メーカーの生き残りをかけた“技術革新戦争”の一側面を如実に物語っている。
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