西友の“不正”で露呈、医薬品販売の危うさ 組織ぐるみは否定

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今回不正な受験が発覚した登録販売者約100人は、8月末日で医薬品コーナーの店頭業務から外れている。これにより西友の一部店舗では医薬品コーナーでの販売時間を短縮したり、一時的に販売を休止するなどの対応を行っている。

西友は事態の把握を行っている途上だったが、一部報道により“不正”のあったことが露呈。今回の会見において経過を説明する運びとなった。今後は年末に向けて最終報告を取りまとめるという。

「会社ぐるみではない」と弁明

こうした事態を招いた原因について、同社・企業コミュニケーション部の金山亮執行役員は「実務経験のチェック体制が不十分であったことに尽きる」と説明。一方で、現場に受験者・資格者数のノルマを課す、過度のプレッシャーを与える、などの組織ぐるみの関与があったかどうかについては、「現段階では認められていない」と弁明した。

ただ、同社からの受験者の過半数が要件を満たしていなかったという事態に、記者からは「(組織的な関与がないというのは)にわかに信じがたい」と厳しい質問が飛んだ。金山執行役員は「疑問を持たれるのはごもっとも」としたうえで、今後、外部の専門家などを招いたチームを編成し、さらなる原因究明と抜本的な体制見直しを図っていくと言明した。

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