ボーイング787増産に沸く富士重のルーツ 「レガシィ」だけではない

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もともと富士重は航空関連にルーツを持つ。1884年に群馬県新田郡に生まれた中島知久平は1917年12月、群馬県太田町に「飛行機研究所」を創設。後に「中島飛行機」となり民間機、軍用機合わせて2万5935機が生産された。しかし、1945年の日本敗戦とともに解体され、その後は富士産業と称しスクーターやバス車体など民需品の生産を開始。そして、53年には富士重工業を設立、航空機生産と自動車の開発を開始した。

足元は自動車の販売が好調な富士重。牽引役が先進運転支援システム「アイサイト」だ。前方に付けたカメラで障害物を認識すると、自動ブレーキによって車両を停止させる。実はこのシステムは、航空産業に携わり、安全面に力を入れてきたからこそ具現化した製品の一つである。

今やボーイングに欠かせない部品の供給会社となった富士重。主力事業を支える意味でも、ルーツを守り抜くうえでも航空関連事業の重要性は今後も変わらない。

(又吉 龍吾 =東洋経済オンライン)

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