「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場 小出裕章、渡辺満久、明石昇二郎著
試運転終了がたびたび延長されている青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場。
「再処理」とは、核燃料中に生成・蓄積したプルトニウムを取り出すための作業のことである。プルトニウムを取り出すために、燃料棒を壊さなければならないため、通常の原子力施設とはケタ違いの放射性物質が放出されることになる。もしこの施設で事故が起きたら、地球規模の被害が出ることは間違いない。
再処理工場そのものが抱える危険性や大事故が起きた場合のシミュレーション、工場付近の活断層の問題、あるいは関係者の危機に対する甘い「想定」など、いかにこの施設が危険かを、それぞれの分野でアプローチしてきた専門家らが検証している。
集英社新書 735円
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