カルビーが中国戦略を転換、中国合弁は1社で展開へ

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カルビーの中国事業は2020年までに海外売上比率30%(現在は海外売上約5%)を目指す同社にとって最重要地域であり、事業開始後5年以内に中国スナック菓子市場の10%奪取を目標としている(売上計画は未公表)。

現在も広州に生産拠点を持ち、「かっぱえびせん」「焼きもろこし」などの製品を子会社ルートで販売しているが、12年3月期の売上高は海外全体の売上高72億円のうち約8億円程度と貢献は少ない。このため、中国で強い販売力を持つ康師傳とタッグを組み、「カルビー康師傳」ブランドで一気に中国市場への進出を加速させる算段で、12年に相次いで中国への合弁企業設立計画を発表していた。

(秦 卓弥 =東洋経済オンライン)

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