販売目標の2倍以上、日産「ノート」が好調な出足

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販売目標の2倍以上、日産「ノート」が好調な出足

日産自動車は9月19日、9月3日に発売した新型コンパクトカー「ノート」(=写真=)の受注が、発売後約2週間で販売目標台数(月1万台)の2倍以上となる2万1880台に達したと発表した。

新型ノートは7年ぶりに全面改良(フルモデルチェンジ)した2代目。ハイブリッド車(HV)並みの低燃費を実現しながら、価格を145万円とHVより15万~25万円安く抑えた。エンジンの排気量を1.2リッターと小さくし、過給機でトルク(回転力)を出す「ダウンサイジングエンジン」を採用。燃費性能は25.2km/リットルに達し、自動車取得税と自動車重量税が免税になる点も消費者の支持を広げた。

年齢層別では60歳以上が37%と最も高い。ダウンサイジングエンジンは欧州では主流の技術。今後もHVに対抗するエコカーとして拡販する考えだ。

ノートは日本の自動車メーカーとして初めて、新型車の商品企画責任者に女性の水口美絵氏が起用されたことでも話題となっている。

(並木 厚憲、撮影:尾形 文繁 =東洋経済オンライン)

並木 厚憲 東洋経済 記者

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なみき あつのり / Atsunori Namiki

これまでに小売り・サービス、自動車、銀行などの業界を担当。テーマとして地方問題やインフラ老朽化問題に関心がある。『週刊東洋経済』編集部を経て、2016年10月よりニュース編集部編集長。

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