モバイル通信サービスに参入、楽天が狙う”対キンドル”

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キンドルには通信サービスが内蔵されており、無料でどこからでも電子書籍購入サイト「キンドル・ストア」にアクセスできる。一方、コボは無線LANにしか対応していないため、使用エリアが限られている。

楽天がアマゾンとの差を少しでも埋めておくためには、通信サービスの基盤を築いておくことが必須。子会社のコボ社が9月北米でタブレット端末「コボ アーク」を発表したのと同時期にアマゾンもタブレット端末「キンドル ファイヤHD」を発表しており、競争環境は一層厳しくなっている。

「コボ アークと(通信サービスを)パッケージで販売することも視野にいれていきたい」と三木谷社長も会見内で明かしている。キンドルの足音が近づく中、楽天がどこまでアマゾンに対抗できるのか。新しい通信サービスの成否がカギとなる。

(写真は7月、東洋経済のインタビューに応じた楽天の三木谷浩史社長)

(島田 知穂、撮影:尾形文繁 =東洋経済オンライン)

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