寺よ、変われ 高橋卓志著

寺よ、変われ 高橋卓志著

いまや日本の仏教は瀕死の状態だと、自身寺の住職である著者は訴える。

葬儀と法事しかやらない「葬式仏教」と揶揄される寺。しかし、その葬儀までもが、葬祭ホールで行われるようになり、葬儀社主導の僧侶を排除した「直葬」といったものの台頭で寺から切り離されようとしている。

こうした根底には、これまでの葬儀の在り方や寺への不信感があるという。寺は檀家制度という既得権益のうえで安穏としているうちに、時代に取り残されてしまったのだ。このように寺の存在意義が失われようとしているのに、当事者の危機感は薄い。

宗教施設としての寺の役割とは何なのか、仏教の本質とは何なのかを改めて問う。

岩波新書 819円

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • インフレが日本を救う
  • 令和の新教養
  • 就職四季報プラスワン
  • 「脱ゆとり世代」のリアル
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
スクープ! 積水ハウス地面師事件<br>「封印された報告書」の全貌

「なぜ積水はだまされたのか」。2年前の地面師グループによる大型詐欺事件。謎を解く同社の内部資料を本誌が独自に入手した。だまされた積水が調査報告書の公開を拒む理由は。取引を承認した役員が現在も要職にある“闇”をいま明かす。