寺よ、変われ 高橋卓志著

寺よ、変われ 高橋卓志著

いまや日本の仏教は瀕死の状態だと、自身寺の住職である著者は訴える。

葬儀と法事しかやらない「葬式仏教」と揶揄される寺。しかし、その葬儀までもが、葬祭ホールで行われるようになり、葬儀社主導の僧侶を排除した「直葬」といったものの台頭で寺から切り離されようとしている。

こうした根底には、これまでの葬儀の在り方や寺への不信感があるという。寺は檀家制度という既得権益のうえで安穏としているうちに、時代に取り残されてしまったのだ。このように寺の存在意義が失われようとしているのに、当事者の危機感は薄い。

宗教施設としての寺の役割とは何なのか、仏教の本質とは何なのかを改めて問う。

岩波新書 819円

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • ブックス・レビュー
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
半導体狂騒曲<br>黒子から主役へ

情報通信に欠かすことのできない半導体。可能性は広がる一方、巨額のマネーゲームの様相も強まっています。国の命運をも左右し始めている激動の業界。日本と世界で今何が起こり、どこに向かおうとしているのかに迫ります。

東洋経済education×ICT