”生食べ”で美男美女に!? 米国のローフード人気は不況知らず


 肥満大国アメリカで今、痩身と健康に効果的とローフード(raw food)料理を出すレストランや、その関連ビジネスがはやっている。

ニューヨークのユニオンスクエアにほど近いレストラン、「ピュアフード・アンド・ワイン」(上写真 拡大写真はこちら)。ここには、ビル・クリントン元大統領と長女のチェルシーがディナーに訪れる。また、女優のダリル・ハンナ、ナタリー・ポートマン、男優のオーランド・ブルーム、スーパーモデルのジゼルなど、”セレブ”たちが常連客だ。

 「(摂氏約48度以下で調理するため)酵素、ビタミンなどの食材の栄養素が損なわれない。肥満に効果があるだけでなく、ガンや高血圧、心臓病、子供のアレルギー改善にも効果があるわ」と、オーナーのサルマ・メルンガイリス(右写真)は説明する。

人気のローフード料理の一端を紹介すると、オイスター・マッシュルーム(ヒラタケ)を帆立貝に見立て、ヒジキ製のキャピア、エゾネギ(チャイブ)、トマトのブイヨンなどをあしらった一品や、ペースト状のナッツ等でできたチーズを薄切りの赤カブで包んだラビオリ、ズッキーニ、バジル、ピスタチオのペーストソース、松の実で作ったリコッタチーズをズッキーニ、トマト等で挟んだラザニアなど、新鮮な素材を活かした数々。

色鮮やかなメインディッシュの後には、砂糖を使わず、メープルシロップなどを使ったミント・サンデー、チョコレート・パッション・フルーツ・タルトなどのデザートが控えている。これらをオーガニックワイン等と共に楽しむ。

ワイン1本が36ドルから約196ドルまでで、シェフのテイスティングメニューが1人69ドル(2009年4月現在)。美味な料理だけでなく「スポーツクラブに通う暇もまったくないほど忙しい」美人オーナーが、大都会のれんが色の空間で、木漏れ日の下にゆったりと寛げる雰囲気を醸し出しているのも人気の一因だ。

ピュアフード・アンド・ワインがあるアーヴィング・プレイス、17丁目近辺には、似たようなレストランや有機食材販売店、有機料理店が次々とできている。

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