「ギリシャヨーグルト」を知っていますか

アメリカでは健康食品として定番

森永はギリシャヨーグルトの増産に拍車をかける

健康への関心が高まるなかで、特に注目されているものがある。それが「ギリシャヨーグルト」だ。米国で大人気のこの商品が、日本でも販売が拡大し始めている。

ギリシャヨーグルトとは、ギリシャでは伝統的な製法となっている「水切り製法」をつかったヨーグルトのこと。通常のヨーグルトよりも成分を濃縮しているため、味も濃厚・濃密な点が特徴となっている。

その濃密さは、スプーンですくって逆さにしても落ちないほどだ。さらに、肉などの高たんぱく質食品よりも低カロリーな点も人気の理由の一つ。はちみつやラズベリーソースをかけて食べるとよりおいしいといった点も人気を集める理由となっている。

米国で大人気、日本でも成長の余地あり

森永は2011年にギリシャヨーグルトを投入、売れ行きは拡大傾向にある

日本では、森永乳業やダノンがギリシャヨーグルトの製造・販売を手掛けている。

現在6割のシェアを獲得する森永乳業は、成長市場への資源集中と独自性の高い商品を拡大させるとの方針の下、東京多摩工場で生産するギリシャヨーグルト「パルテノ」の能力を倍増した。2015年9月末での売上高は24億円だが、2017年3月期には100億円を狙い、拡販に力を入れている。

日本でのギリシャヨーグルトの存在感はどうだろうか。ヨーグルト市場が3800億円規模とされている中で現在のシェアは3%程度とみられる。一方、米国では8000億円市場とされるヨーグルト市場のなかで、すでに50%を占めるほどの存在になっている。

米国でも高齢化が進む中、「運動器症候群」(ロコモティブシンドローム)への対策としてヨーグルトの摂取が有効とされ、高タンパク低カロリーのギリシャヨーグルトに関心が高まり、市場の拡大が続いているという。

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