アルバイト採用の実態調査、半数近くが正社員へ登用も
ただし、アルバイトから正社員への登用はかなりあるようだ。登用制度を設けているのは21%と少なく、残り8割の企業は制度を持っていない。しかし、制度自体はなくても全体の26%は正社員に登用した実績を持っている。制度ありの21%と実績ありの26%を合わせると47%。半数近くの企業でアルバイトを正社員として登用していることになる。
図表9:アルバイトから正社員への登用制度
●アルバイトも社員同様の“仲間"という意識が大切
最後に、人事担当者から寄せられた「アルバイト採用で工夫していること」をいくつか紹介したい。
●早く働きたいという方が多いので、スピーディーな対応を心掛けている。
●アルバイトであっても、社員同様“仲間のひとりである"という意識を持ち、相手にも伝わるような対応を心掛けている。
●福利厚生施設を社員と同様に利用できるようにしている。
●応募者の大半が“軽い気持ち"で応募してくるため、応募者の仕事への熱意や志望理由の確認・理解に重点をおく面接を実施している。
●伸びる人間には「やる気」がある。これが確認できずに学歴、肩書き、家柄といったことだけでの採用は全て失敗すると思う。
(本社:東京千代田区、所長:寺澤康介)
人事のプロを支援するポータルサイト「HRプロ」を運営するHRプロ内の調査・研究部門。企業・団体のHR(人事)領域に関する調査、研究を行う。外部の調査機関による調査研究結果も紹介するなど、「開かれた研究所」を志向する。「HRプロ」内に、新卒/中途採用、教育・研修、労務、人事戦略などの業務に役立つ調査レポートを掲載している。
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