アメイジング・スパイダーマン(The Amazing Spider−Man)--女性の活躍が世界を救う《宿輪純一のシネマ経済学》

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今年はスパイダーマンがマーベル・コミックに登場して、ちょうど50年に当たる。最近でも2002年からの3部作が映画化されたが、4作目を中止して、新しいシリーズとしてリメイクすることになった。
 
 正確に言うと、シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直すことになり、これをリブート(Reboot)という。監督以下、出演者も刷新、入れ替わった。題名にも「アメイジング」を冠した。

今回の映画も、スパイダーマンの誕生から始まる。その誕生がより詳細に描かれ、本作は少し今までの作品とは違った形になっている。



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 主人公ピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は、秘密実験中のクモに噛まれたことによって特殊な強い力を得る。このクモの実験が父のものとわかり、自分の誕生の真実を求めていくことになる。
 
 ちなみに、この主人公のアンドリュー・ガーフィールドは、「フェイスブック」を描いてヒットした映画『ソーシャル・ネットワーク』で、ザッカーバーグと一緒に会社を立ち上げたサヴェリン役でブレークした。以前よりも、少し背が高いスパイダーマンである。

父の同僚であったコナーズ博士(リース・イーヴァンス)が実験を利用し、トカゲ型モンスターに変化し、対決することになる。

ピーターは、本作では、彼女グウェン(エマ・ストーン)に、スパイダーマンの真実を告白する。彼女も受け入れ、命懸けで彼を助ける。映画における女性が変貌しているのである。本作の特筆すべきポイントは、この“彼女の活躍”ではないだろうか。

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