双葉町長が年度内に役場機能の福島県内移転を表明、ただ、「住民の安全確保が前提」との信念は曲げず
町議会が実施したアンケート調査では、「福島県内に役場機能本体を戻すとしたらどこがいいですか」との設問では、双葉町と比較的近く、気候条件も似通っているいわき市など「浜通り地方」と答えた人が58.5%に上った。
ただ、浜通り地方で放射線量が低い適地を探すのは容易でないうえ、すでに町役場にはいわき市民と名乗る人物から「(迷惑なので)来てほしくないとの意見も届いている」(井戸川町長)という。
双葉町では3年後までに町役場のみならず住宅や商業施設なども備えた「仮の町」の実現を目指しているが、同構想との整合性も含めて難しい対応を迫られている。
井戸川克隆・双葉町長
(※)21日の町議会で不信任決議案が提出され否決。出席議員7人、賛成5人、反対2人。可決には出席議員の4分の3以上(6人)の賛成が必要。6月21日17:09注記
(岡田広行 =東洋経済オンライン)
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