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韓国のスマホメーカーALT、日本市場へ参入。3G終了とガラホ空白を突く「MIVE ケースマ」に勝算はあるか

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  • 山根 康宏 携帯電話研究家・ジャーナリスト
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実は似たような状況は韓国でも先に起きていた。ケータイの利用者の減少とともにサムスン電子やLGエレクトロニクスは製品の開発を終了。LGエレクトロニクスはその後通信端末事業そのものからも撤退してしまった。しかし従来型デザインの端末ニーズは年配者を中心に高く、韓国キャリアの声に応える形でALTは折りたたみ型のスマートフォン「STYLE FOLDER 1」を開発し、22年からキャリアに供給を開始した。現在は「STYLE FOLDER 2」が販売中であり、これはMIVE ケースマのベースモデルである。

ALTが22年に韓国に初投入した「STYLE FOLDER 1」(写真:筆者撮影)

日本市場参入の勝算はあるか

ケータイ型スマートフォンのニーズの受け皿となるMIVE ケースマは日本市場で一定の支持を受けることができるだろうか。2月12日に東京で行われたALTの日本市場参入発表会で、同社のCEO、イ・サンス氏は韓国と日本の市場がよく似ていることから2年間の市場調査を行ったうえで、今回日本参入を決めたと説明した。同氏は過去に韓国のスマートフォンメーカー、パンテック社(現在は市場撤退)で商品企画本部長として勤務していた時代、日本のKDDIにシニア向け端末を供給した経験もあり、日本市場への理解も深い。

ALTのイ・サンスCEO(写真:筆者撮影)

とはいえこの類の製品を買う年配者層は、日本ではドコモなど大手の通信キャリアの店舗で端末と回線をセットで買うことが一般的だ。MIVE ケースマの販売ルートは発表時点でAEON Mobileなど一部のMVNOキャリア(いわゆる格安スマホ回線)と、ヨドバシカメラ、ビッグカメラという量販店だ。これらの販売ルートでは製品購入後の簡単なサポートや、LINEなどアプリのインストールといったサービスは、ドコモなど大手キャリアの店頭サポートと比べると手薄にならざるを得ない。

ALTの製品は韓国では日本で言えばドコモ、KDDI、ソフトバンクに相当する大手キャリア経由で販売されており、店舗に行けば製品の展示もあり、操作性を試したり使い方をスタッフに確認することもできる。ALTが日本で成功するためには、サポートの厚い販売ルート、すなわち大手通信キャリアとの協業は今後必須となるだろう。

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【あえてSTYLE FOLDERに乗り換える若い世代も】

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