「ヒグマと闇バイトの大学生が戦う」→ただの"B級パニック映画"かと思いきや…。鈴木福主演《ヒグマ!!》が「意外と社会派」と言えるワケ

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鈴木福
鈴木福が主演のパニックアクション・サバイバルホラームービー『ヒグマ!!』は、意外にも社会派だった(写真:『ヒグマ!!』(C)2025映画「ヒグマ!!」製作委員会)
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当初は2025年11月に封切り予定だった、鈴木福主演の映画『ヒグマ!!』。しかし、クマ被害が社会問題化していた時期であったことも影響し、公開は今年1月23日に延期されていた。

昨年は、クマの出没や被害の報道が例年以上に多く、その詳細が伝えられるとともに、世の中的な関心が高まっていた。2025年「新語・流行語大賞」の大賞10語のうちの1つにも「緊急銃猟/クマ被害」が選ばれたほどだ。

興行の出足は鈍いが、興味深い内容

公開週末の都内の映画館を訪れると、冬に入ってクマの活動が少なくなり、その話題も一段落しているせいか、それほど混み合っているわけではなく、空席も目立った。公開週末(1月23日〜25日)の映画動員ランキング(興行通信社調べ)ではTOP10圏外だ。

ただ、その内容は興味深い。クマに襲われたときの人体損壊の恐ろしさをまざまざと映し出すほか、クマの脅威だけでなく、現代の社会問題をストーリー全体を通して描く、リアリティーを内包した社会派の側面がある物語だった。

そんな本作をひと言で表すとすれば、パニックアクション・サバイバルホラームービー。B級ホラー的なアトラクションムービーとしての楽しみ方もあるが、一般的なそれとは異なる、幅広い要素が巧みに織り込まれたストーリーに観客を引き込む力がある作品になっている。

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