「ヒグマと闇バイトの大学生が戦う」→ただの"B級パニック映画"かと思いきや…。鈴木福主演《ヒグマ!!》が「意外と社会派」と言えるワケ
しかし、冬に入ってクマ出没や被害の報道が少なくなり、メディア露出が一気に減ると、世間の関心は次の話題に移った。瞬く間に情報が消費される昨今、クマ被害は遠い過去の出来事になっている。本作の公開週末の映画館からはそんなことを感じさせられた。
※この先、一部ネタバレを含みます。
『ヒグマ!!』のあらすじ
物語の主人公は、大学に合格し、未来を掴んだ日に父親が自殺した18歳の少年・小山内(鈴木福)。
父親は、投資詐欺の被害に遭い多額の借金を背負っていた。進学の道を断たれた彼は、効率のよいバイトを探すうちに闇バイトに手を染め、いつしか特殊詐欺グループから抜けられなくなってしまう。
ある日、高額報酬で人を拉致するメンバーに加わるが、トラブルが起こる。拉致グループと被害者の女性(円井わん)とともに、山中の深い森の奥へと入るが、そこに規格外の大きさのヒグマが現れ、襲いかかってくる。
九死に一生を得た小山内と女性は一緒に山中を逃げるが、ヒグマに追われ、そこに怪しげな狩猟者が現れる。さらに、特殊詐欺グループのボスからも追われることになる。大自然と、そのなかの廃墟での、生き残りを懸けた壮絶な戦いが描かれる。


















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