【不登校はなぜ増える?】親世代の昭和より"令和の子ども"のほうがよっぽど疲弊している納得の事情
だからこそ必要なのは、親の焦りを消そうとすることではなく、なぜ焦りが生まれるのか、仕組みを理解し、向き合うことなのです。
親子の境界線を引くと、子どもは動き出す
不登校の場面で親が混乱しやすいのは、親の課題と子どもの課題が絡み合い、境界線が曖昧になってしまうからです。「学校へ行けるかどうか」は子どもの課題。一方で「子どもをどう支えるか」「家庭をどう整えるか」は親の課題です。
この境界線が曖昧になると、親は子どもの領域に踏み込みすぎ、子どもは「支配された」「否定された」と感じ、反発や沈黙が強くなります。
アドラー心理学では、この考え方を「課題の分離」と呼びます。人は他人が自分の領域に踏み込んであれこれ指示や評価をし続けると、不快感を覚え、相手を拒絶したくなるとされています。
これは親子関係でも同じです。特に思春期は、「自分の世界」や「自分の領域」を守ろうとする力が強くなる時期であり、境界線が曖昧なままだと関係はギクシャクしやすくなります。
ここで重要なのは、親が子どもを突き放すことではありません。子どもが自分の力で立つための距離を、親が意識して整えることです。親子の境界線が引けないままでは、子どもの自主性や回復力が育ちにくくなり、不登校が長期化することにもつながりかねません。
著者自身の経験からも、親が「子どもを変えよう」とし続けている限り、不登校の根本的な原因に向き合うことができず、親も子どもも苦しくなってしまいます。だからこそ、アドラー心理学の「課題の分離」は不登校脱出のために、絶対に押さえて起きたい考え方です。
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