【不登校はなぜ増える?】親世代の昭和より"令和の子ども"のほうがよっぽど疲弊している納得の事情

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ストレスを「水」にたとえると、昭和の子どもたちのコップには4割ほどしか水が入っていませんでした。一方、今の子どもたちのコップは、すでに8割ほどまで水が満たされている状態です。そこへ何かひとつ出来事が起これば、コップの水は簡単にあふれてしまいます。だからこそ、「こんなことがあったから、うちの子は不登校になった」と、きっかけだけに目を向けないでほしいのです。

学校へ行けなくなるのは、子どもからのSOS、「もう無理。限界だよ」という心のサインなのです。まずは、子どもの背負っているものを一度全部おろさせてあげ、ゆっくり休ませることが何より大切です。

(画像:『不登校なんて怖くない! 親の心がすーっと軽くなる本』より)

「甘やかしたから不登校になった」は誤解

不登校になると、親御さんは情報を求めて必死になります。インターネットやSNSには、「甘やかすから不登校になる」「見守っているだけでは解決しない」といった強い言葉があふれています。

しかし実際には、不登校の子どもを育てている親御さんの多くが、決して甘やかしているわけではありません。著者のもとへ相談に来られる方々は、「どうすれば子どもが学校へ戻れるのか」を真剣に考え、必死に向き合って、頑張っている方ばかりです。

ただ、情報が多すぎることで、かえって混乱し、「何が正解なのかわからない」という状態に陥ってしまうことも少なくありません。

近年、「短期間で復学した」という情報だけを信じ、心の回復が追いつかないまま登校を急がせてしまうケースが増えています。心身が疲弊した状態で無理に学校へ戻そうとすると、子どもはさらに追い詰められてしまいます。

子どもにとって、親は最も大きな存在です。その親から「今のままではダメだ」というメッセージを受け取り続けると、「自分は存在してはいけないのではないか」という強い自己否定に陥ることさえあります。

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