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「年収億超えのエリートが闇落ち」 社員100人超が31億円詐取、スーパーエリートたちがなぜ?《プルデンシャル生命》が抱えた「危険すぎる構造」

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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一旦不祥事が世の中に知れ渡ってしまうと、「この人は優秀な人だから」「会社の利益に貢献してくれたから」という言い訳は一切通用しない。

会社の内部ではプラスとマイナスの総合点で評価されるようなところがあるが、現代社会ではマイナスは単独で評価される。

たとえば、多大な実績があり、社員や取引先からも慕われている経営者でも、1件のハラスメント行為が発覚したら辞任に追い込まれることもあるが、それが現代社会の不祥事に対する一般的な扱いである。

社名が「皮肉な結果」に

最後に、プルデンシャル生命の再起の可能性について述べておきたい。

同社は信頼回復へ向けた改革プランを提示しているが、要点がうまくまとまっており、内容も妥当なものであると思う。一方で、信頼回復は大きな困難を伴う「いばらの道」でもあるだろう。

今回の一連の不祥事に対して「お客さまとの密接な関係を悪用した」という説明をしているが、顧客との信頼関係を悪事に利用することで、逆にそれを壊してしまった――というのが今回の不祥事の根本的な問題だ。

また、顧客との信頼関係があったからこそ、不正がなかなか発覚しなかった――という実態も明らかになっている。

なお、社名の「プルデンシャル(Prudential)」とは、「思慮深い」「慎重な」「賢明な」といった意味だが、今回の一連の不祥事で、社名も実態の伴わない空虚なものになってしまった。

同社のビジネスの根幹となるべき「信頼性」が失われてしまった以上、短期的な営業活動に大きな支障をもたらすことはもちろん、日本における事業の存続も危ぶまれる状況に陥っているのが現状だ。

プルデンシャル生命が再起できるかは現時点では何とも言えないが、大きな困難をともなう「いばらの道」であることは再度強調しておきたい。

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