Netflix料金はそのまま、恩恵は格安SIMへ。LINEヤフーが「キャリアフリー」で狙う空白市場

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地上波放送のない国民的スポーツイベント。「WBCを観るためだけにNetflixに入る」という層が一定数出てくるのは確実だ。そこに「LYPプレミアム経由なら同額で特典も付く」という選択肢が加わる。格安SIMユーザーにとっては、キャリア提携プランに頼れない以上、LYPプレミアム経由が最も合理的な入会ルートになる。

LINEヤフーとの提携について、Netflixの下井昌人シニアディレクターは「WBCとはまったく別軸」と説明している。パートナーシップの協議自体は以前から進めていたのだろう。ただ、WBC開幕の2カ月前というタイミングで発表にこぎ着けたことで、両者にとって相乗効果が期待できる形になった。

スライド(今後配信予定の注目作品)
今後配信予定の注目作品。「ストレンジャー・シングス」最終シーズン、「ボーイフレンド」シーズン2、「ワンピース」実写版シーズン2、そしてWBC2026が並ぶ(筆者撮影)

課題は「格安SIM層だけで4桁に届くか」

LYPプレミアム with Netflixの独自性は明確だ。3大キャリアの囲い込みに乗らない層に対し、唯一の「キャリアフリー」な選択肢を提供する。

ただし、課題もある。格安SIMや楽天モバイルのユーザーだけで、直接会員「4桁」を達成できるのか。現在の551万人から1000万人以上に伸ばすには、倍近い成長が必要だ。

LINEヤフーは、ソフトバンクのバンドル会員向けにも「プラスアルファのオプション」を検討しているという。キャリア提携と直接会員獲得の両輪で成長を目指す構えだ。

「日本で最もユーザーに寄り添ったサブスクリプションサービス」を標榜するLYPプレミアム。キャリアの壁を越えて、どこまでユーザーを取り込めるか。WBC開幕までの2カ月間で、格安SIM層への訴求がどこまで進むかが最初の関門になる。

石井 徹 モバイル・ITライター

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いしい とおる / Toru Ishii

1990年生まれ。神奈川県出身。専修大学法学部卒業。携帯電話専門媒体で記者としてのキャリアをスタート。フリーランス転身後、スマートフォン、AI、自動運転など最新テクノロジーの動向を幅広く取材している。Xアカウント:@ishiit_aroka

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