Netflix料金はそのまま、恩恵は格安SIMへ。LINEヤフーが「キャリアフリー」で狙う空白市場
地上波放送のない国民的スポーツイベント。「WBCを観るためだけにNetflixに入る」という層が一定数出てくるのは確実だ。そこに「LYPプレミアム経由なら同額で特典も付く」という選択肢が加わる。格安SIMユーザーにとっては、キャリア提携プランに頼れない以上、LYPプレミアム経由が最も合理的な入会ルートになる。
LINEヤフーとの提携について、Netflixの下井昌人シニアディレクターは「WBCとはまったく別軸」と説明している。パートナーシップの協議自体は以前から進めていたのだろう。ただ、WBC開幕の2カ月前というタイミングで発表にこぎ着けたことで、両者にとって相乗効果が期待できる形になった。
課題は「格安SIM層だけで4桁に届くか」
LYPプレミアム with Netflixの独自性は明確だ。3大キャリアの囲い込みに乗らない層に対し、唯一の「キャリアフリー」な選択肢を提供する。
ただし、課題もある。格安SIMや楽天モバイルのユーザーだけで、直接会員「4桁」を達成できるのか。現在の551万人から1000万人以上に伸ばすには、倍近い成長が必要だ。
LINEヤフーは、ソフトバンクのバンドル会員向けにも「プラスアルファのオプション」を検討しているという。キャリア提携と直接会員獲得の両輪で成長を目指す構えだ。
「日本で最もユーザーに寄り添ったサブスクリプションサービス」を標榜するLYPプレミアム。キャリアの壁を越えて、どこまでユーザーを取り込めるか。WBC開幕までの2カ月間で、格安SIM層への訴求がどこまで進むかが最初の関門になる。
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