グーグルの親会社アルファベットが最新決算で見せた「AI覇権」への決意。株価上昇は持続可能か
アルファベットの頑健な収益基盤と将来性には、「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏も注目した。
同氏が創業したバークシャー・ハサウェイは25年第3四半期にアルファベット株を新規取得し、1790万株を保有。バフェット氏は、以前からグーグルのビジネスモデルの強靭さを評価しながら投資機会を逃したことを「失敗だった」と述懐していた経緯があり、ついに「AI時代のインフラ企業」としてのアルファベット株を割安とみて参入した形だ。
バークシャーによる買い増しは、「生成AIの普及がグーグルの検索サービスを脅かすのではないか」とみられていた局面で行われている。バフェット陣営は当時の世間の疑念を好機と捉えたのだろう。
バフェット流の投資哲学の根源には、流行のテーマに飛びつかず、実利を生む企業を選別するという思想があり、同社への投資はアルファベットがまさに「AI革命の本命」として持続的価値を生み出せるという確信に基づくものだと考えられる。
同氏による投資と前後して、市場もアルファベットのAI戦略を再評価し始めた。
25年にアルファベット株は年間で約65%も上昇し、26年1月には時価総額4兆ドルの大台を突破した。株価急騰をもたらした大きなファクターは、アップルが次世代AI機能の開発基盤としてグーグルの生成AI「Gemini(ジェミニ)」を採用する複数年契約を結んだとの報道である。
自社で巨額のAI投資を行ってきたアップルがグーグルのAIを採用することは、市場にとって、アルファベットの技術力が改めてお墨付きを得たという意味合いを持った。



















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