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プロレスラーの人間関係は「サル山」と同じ
「ケンカマッチ」とはいったい何なのでしょうか――。その問いかけに対して、開口一番、藤原喜明から返ってきた答えは次のようなものだった。
「事前に送られてきた企画書も読んだよ。『わかってねえな』と思ったな(笑)。まあ、そう言ってしまえばそれで終わりだから少し話すと、プロレスっていうのは闘いだから、もともとケンカとあまり変わらないんだよ。体を鍛えて腕を磨いた人間がそれをお客に観せているっていうだけでね。
ただ、俺たちはシリーズで全国を回って毎日のように試合をするから、相手に無用なケガはさせちゃいけないという暗黙のルールはあるけれど、昔はそんなルールやお客も関係なくケンカになってしまうこともたびたびあった。だから面白かったんだよ」
70年代前半の新日本プロレス黎明期、選手たちの人間関係は「サル山と同じだった」と、藤原はこれまで繰り返し語っている。
先輩後輩の序列がはっきりしている縦社会ではあるが、力がものをいう世界であり、自分の居場所、立場をつくるには強くなるしかない。そんななかで、たびたび選手同士の衝突も起こったという。
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【「ケンカの始まりは、実にくだらないことだよ」】
