〈詳報記事〉国際卓越大学1号の東北大学がグローバルスタンダードとは異なる「名ばかりPI」。世界に伍する目標に反した実態とは
一方、グローバルスタンダードの代表例として英米の一流大学のPIの定義を確認すると、大学が独立した研究室を付与し、スペースの管理権はPI本人にあるのが当然とされている。メンターが付くことはあるが、あくまでもPIの希望による任意であり、助言者の域を出ない。
実際、オックスフォード大学医学部やハーバード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)などのポリシーを見ると、PIには大学や部局から独立した研究スペース(オフィス・ラボ)が制度的に割り当てられることが前提とされている。PIが自己裁量で研究を遂行するためには不可欠なことであり、これが世界的な標準とされている。
メンターによる「予算の横取り」も
では、東北大学のようにPIに対して物理的な独立性を大学が担保せず、スペースをメンター任せにしている場合には、どのような問題が起きるのか。学際研に所属していた複数の若手研究者に取材すると、「ハラスメント問題が発生してメンターが交代するような事例が複数起こっていた」などという証言が出てきた。



















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