「シャシーやサスペンション・ダンパーなどは部品を共用しつつ、操縦安定性と乗り心地で差別化を図りました」
要は、日産ブランドで発売されるルークスには独自の味付けをしたということ。そこで、「言葉で味付けのコンセプトを表現してほしい」と私が頼むと、「セキュア(安心感)とコンフォート」と教えてくれた。また、「情熱的に走れる部分をさらに加味しました」ともいう。
機能面においてはルークスもekスペースも同様。
ロングルーフ、前席乗員に広さ感をもたらすため、やや立ち気味の角度にしたフロントピラー、遮音ガラス、電動スライドドア、前後に320センチもスライドする後席シートなどが特徴だ。
街乗り向けのノンターボ車
私は2台のルークスのうち、まずXに乗ってみた。感心したのは、乗り心地のよさだ。足まわりはよく動き、路面の追従性もよい。
カーブを曲がるときの身のこなしも、すっと車体の外側が沈んでいくのが自然で、いい感じだといえる。
ノンターボでも、時速60kmまでの加速はよい。スムーズに速度が上がっていく。ただし、そこから上は頭打ち感があって、ペースの速い道路で流れをリードする、というのはちょっと難しい。
それでも「先代では『エンジン音が大きい』というユーザーからの声が多く、出力カーブと変速機の調整でよりスムーズさを追求しました」と日産の技術者。
加速をエンジン回転で補おうとすると、たしかにエンジンルームから、CVT(無段変速機)を含めて、不協和音のオーケストラが車内に響く。それがだいぶ静かになったという。
ノンターボモデルは、普段、買い物など市街地でリラックスしながら乗りたい、という向きにはいいだろう。価格もこなれている。


















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