「東武で4位」に大発展、朝霞台駅長が語る日常風景 東上線とJR武蔵野線との乗換客が終日行き交う

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佐々木駅長が最前線の駅務係として奮闘していたその頃は、“昭和の浅草”の最後の時代だったのかもしれない。もちろん、「駅長」の存在感もいまとは違っていた。

「その頃の駅長といったら、特別ですよね。とくに浅草駅ですから、制服も違うし駅長室が別のところにあって。ちょっと話すのが緊張するような、そういう存在でした」(佐々木駅長)

それから40年近く経って、様変わりした鉄道の最前線。朝霞台駅の事務室に個室の駅長室はない。若い職員が働く事務室の一角に、パーテーションで区切られた”駅長席”があるだけだ。

東武鉄道 朝霞台駅長
事務室の一角をパーテーションで区切った朝霞台の“駅長席”。広くはないが現場の様子が手に取るようにわかるのがメリットだとか(撮影:鼠入昌史)
【写真をすべて見る】駅事務室は意外に小ぢんまり。ここまで発展するとは誰も予想していなかった?いまでは乗降人員数が東武鉄道全駅中4位の朝霞台駅と、市の玄関口である隣の朝霞駅。昔の姿を記録した貴重な写真と現在の様子を見比べる

駅事務室は意外に小ぢんまり

「狭いですよ(笑)。その分、コミュニケーションは取りやすい。ちょっとした合間に若い職員と雑談をすることもできますから。話しかけにくいということはないんじゃないかと思いますよ、たぶん。みんな言われなくても自分で考えて動いてくれて、スゴいなあと。自分の若い頃と比べてもだいぶ違います」(佐々木駅長)

乗換客が多い、ベッドタウンのターミナル。朝霞は花火大会の日などを除けば、わざわざ沿線外からやってくるお客は少ないエリアだ。輸送障害時でもなければ、改札の駅員と地元の人の交流を、などということもあまりないだろう。

だが、だからこそ楽しい雰囲気作りを、というのが佐々木駅長のこだわりだ。その通り、1日の平均乗降人員約15万人のターミナル、太陽のように明るいムードが漂っている。

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鼠入 昌史 ライター

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そいり まさし / Masashi Soiri

週刊誌・月刊誌などを中心に野球、歴史、鉄道などのジャンルで活躍中。共著に『特急・急行 トレインマーク図鑑』(双葉社)。

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