フェラーリ「アマルフィ」のステアリングが「ちょっとスロー」なビジネス的理由

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フェラーリでは、25年に「エレットリカ」というBEV(バッテリー駆動EV)を近い将来発売すると発表。

ファロでエンジニアに、「ではエンジンはすぐやめるのか?」と質問すると、「多様性をもたせる」との回答を得た。

GTカーのためトランクルームがしっかりあるのも嬉しいところ(写真:Ferrari)

とはいっても、V8エンジンの寿命は、V6プラグインハイブリッド(296に搭載)の存在などを考えると、そんなに長くないかもしれない。

しかし、よいバランスのアマルフィに乗ると、そうなるともったいないなぁと思う。

ステアリングが「ちょっとスロー」なワケ

ちょっとだけ気になったのは、ステアリングシステムだ。私の期待より少しスロー。つまりある舵角をつけるのに、多めにステアリングホイールを回す必要がある。

ちょっとした手の動きで、クルマのノーズがぱっと向きを変える、ということはない。

それが少し期待はずれだったとフェラーリのエンジニアに伝えると「そこは悩んだところ」と答えが返ってきた。

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「メルセデスAMGから乗り換える人も想定したのが、アマルフィの味つけで、クイックさを少し抑えたのです」

好意的に解釈すると、フェラーリは企業としての生存を視野に(倒産するとは思えないけれど)新しい市場を開拓している。それをうまくやってのけているのが、アマルフィなのだ。

<Ferrari Amalfi>
全長×全幅×全高:4660mm×1974mm×1301mm
ホイールベース:2670mm
車重:1470kg
エンジン: V型8気筒3855cc
最高出力:471kW/7500rpm
最大トルク:760Nm/3000〜5750rpm
変速機:8段デュアルクラッチ
駆動方式:後輪駆動
乗車定員:2名
荷室容量:273リッター
タイヤサイズ:前245/35R20、後285/35R20
最高速度:320km/h
0-100 km/h加速:3.3秒
燃費:8.4km/L(欧州)
価格:3418万円〜
【写真】内外装からディテールまでフェラーリ「アマルフィ」のスタイリングをもう一度見る(28枚)
小川 フミオ モータージャーナリスト

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おがわ ふみお / Fumio Ogawa

慶應義塾大学文学部卒。複数の自動車誌やグルメ誌の編集長を歴任。そのあとフリーランスとして、クルマ、グルメ、デザイン、ホテルなどライフスタイル全般を手がける。寄稿媒体は週刊誌や月刊誌などの雑誌と新聞社やライフスタイル誌のウェブサイト中心。

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