結局、どちらを選ぶのが正解? 「ほぼPro」のiPhone 17と、9万9800円のiPhone 16e──3万円は体感できる差なのかを解説

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格安SIMの中にはまだeSIM非対応のキャリアもある。海外旅行時に現地SIMを使いたい場合も、物理SIM対応の16eが便利だ。自分が契約している(または契約予定の)キャリアがeSIMに対応しているか確認すべきだ。

結局、どちらを選ぶべきか

iPhone 17を選ぶべき人は以下のような層だ。セルフィーを頻繁に撮る人、ビデオ通話でセンターフレーム機能を活用したい人、超広角撮影やマクロ撮影を楽しみたい人、MagSafeアクセサリを日常的に活用している人、ProMotionの滑らかな画面表示を体感したい人、そして長期使用を前提に最新通信規格への対応を重視する人だ。

一方、iPhone 16eで十分な人も多い。LINEやメール中心のコミュニケーション、SNS閲覧、写真撮影程度の使い方なら、16eのA18チップとシングルカメラで必要十分だ。物理SIMを使い続けたい人、eSIM非対応の格安SIMを利用している人にとっては、16eが唯一の選択肢となる。

容量と価格の関係も見逃せない。iPhone 17の最小容量は256GBで、128GBモデルは存在しない。16eは128GBから選べる。クラウドストレージを活用し、端末内に大量のデータを保存しない人なら、128GBでも運用できる。16eの128GBモデル(9万9800円)と17の256GBモデル(約13万円)では約3万円の差額だ。この金額でAirPods 4やApple Watch SEが購入できる。​

iPhone 16eは、2022年3月に発売されたiPhone SE(第3世代)の事実上の後継機だ。「やっぱりiPhoneがいいけど、そこまでハイスペックは求めていない」という人のために用意された、エントリーモデルとしての役割を果たしている。​

3万円の差額をどう考えるか。それは、あなたがiPhoneに何を求めているかによって決まる。

草刈 和人 テックメディア「ゴリミー」運営

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くさかり かずと / Kazuto Kusakari

1987年生まれ。幼少期を米国ノースカロライナで過ごし、渋谷教育学園を経て慶應義塾大学を卒業。その後コンテンツ制作会社で、モバイルキャリア公式コンテンツの運営業務や新規事業に携わる。同時期にアップルについての情報発信をしたいと考えテックメディア「ゴリミー」(⁦⁦https://gori.me⁩⁩)を立ち上げ2016年に法人化。現在もアップルを中心としたテクノロジーやガジェットに関する情報を追っている。フリー素材サイト「ぱくたそ」の運営関係者兼カメラマンとしても活動。愛用機はEOS R5 Mark II。モットーは「読者と共に学び、一緒に視座を高めたい」。特技はボイスパーカッション、二児の父。

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