結局、どちらを選ぶのが正解? 「ほぼPro」のiPhone 17と、9万9800円のiPhone 16e──3万円は体感できる差なのかを解説

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しかし、「外出先で写真をちょこちょこ撮る」程度の使い方なら、16eの48MPメインカメラで必要十分だ。SNS投稿や記録写真には十分なクオリティを提供する。超広角撮影やマクロ撮影を頻繁に使う人、写真撮影にこだわりがある人には17が向いている。

バッテリーと充電、違いは体感できるか

iPhone 17はA19チップ、16eはA18チップを搭載している。17のGPUは5コアでNeural Accelerator搭載、16eは4コアだ。ベンチマークスコアでは17が上回るが、LINEでのやりとり、メール、ウェブ閲覧、写真撮影といった日常用途では、A18チップでも処理能力に不足はない。​

バッテリー駆動時間は17がビデオ再生最大30時間、ストリーミング再生最大27時間。16eは26時間と21時間だ。「iPhoneをハードに使っている」という自覚がある人ならiPhone 17のほうが安心だが、子どもの写真と動画をバンバン撮るiPhone 16eユーザーの友人ママは「電池がめっちゃ持つ!」と満足げだった。

充電速度では17が優位だ。40W以上のアダプタ使用で20分で50%充電できる。16eは20W以上のアダプタで30分かかる。移動が多く、短時間充電を重視する人には17のメリットが大きい。​

ワイヤレス充電では決定的な差がある。17は最大25WのMagSafe充電に対応するが、16eは最大7.5WのQi充電のみだ。MagSafeアクセサリを日常的に使う人には17が必須だが、「毎晩、枕元にあるUSB-Cケーブルにぶすっと挿して充電」する人なら、実用上の差は感じにくい。

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