「港区のタワマンが次々値下げ」「人気の湾岸タワマンに在庫が…」 高市政権の「外国人買い占め」「投機目的」への不動産規制に抱いた"一抹の不安"
住宅市場は数字だけで成り立っているわけではない。そこには必ず、人の感情がある。住みたい、安心したい、損をしたくない、後悔したくない。その微妙なバランスの上に、今の市場は成り立っている。
確かに、いきすぎた高騰は是正されるべきだ。しかし同時に、冷えすぎた市場がもたらす停滞の怖さも、私たちはすでに知っている。
政策によって人々のマインドが急激に変えられてしまうことがもしあれば、実需層が求めやすくするためによかれと思ってやった政策が、実需層に「今は買うべきでない」という強烈なメッセージになる。
実需層に買ってほしくて打った政策が、実需層の購買意欲を冷やす。そして売りたいときにマンションが売れなくなる。そんな逆説的な事態は起こりえないだろうか。
最も重要な「マンション購入」の判断基準
今ほどマンションを買うのが難しい時代はない。それは価格の問題だけではない。人々の気持ちが、どこに向かうのかが見えにくい時代だからこそ、難しいのだと私は思う。四半世紀マンションを見続けてきた実需層の1人として、私はそう感じている。
だからこそ、私はこう問いたい。あなたはそのマンション、本当に住みたいですか?と。値下がりしても住みたいですか?と。
この問いに、YESと胸を張って答えられるかどうか。それが、これからのマンション購入において、最も重要な判断基準になると私は思う。
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