東大生に聞いた入試の「緊張との向き合い方」4選 《最後に差がつくのは、本番で"普段の力"を発揮できたか》本番前ルーティンの具体例を紹介

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試験そのものが、あまりにも「非日常」だから。非日常の中では、人は普段の力を出しにくい。だからこそ私を含めた3人に共通していたのは、模試の時点から本番と同じ動きをする工夫でした。

では、具体的に見ていきましょう。

方法1. 模試の前日から本番と同じルーティンで過ごす

私は模試の段階で、前日の朝から試験終了までの流れを本番と揃えていました。前日の午前中は、これまでのミスをまとめたノートを眺めるだけ。午後は近所の大きな公園を散歩しながら、翌日の動きを頭の中でシミュレーションする。散歩のルートも基本的に固定です。

寝る時間も決め、当日の朝食や試験会場に持っていく食べ物も模試から揃えていました。ちなみに私の場合は「ベーコンエピ、ブラックサンダー、ラムネ」。この組み合わせを模試から本番まで一貫して持っていきました。

Tさんも、直前期の学習で可能な限り本番の試験を再現していました。YouTubeで共通テストの試験時間に合わせて行われる塾のLIVE配信に参加し、同じ時間割で予想問題集を解く。

その際も、実際に家から共通テスト会場まで歩くことを想定し、同じ時刻に家を出て、家の周りをぐるぐる歩いてから問題を解き始めるという徹底ぶりです。

次ページ方法2. 「前日から当日の意思決定」を極限まで削る
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