東大生に聞いた入試の「緊張との向き合い方」4選 《最後に差がつくのは、本番で"普段の力"を発揮できたか》本番前ルーティンの具体例を紹介

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これから紹介する4つの方法は、科学的に「正しい」と証明されたものではありません。ただ、彼ら自身がやってみて、そして私自身も経験して「これは確かに助けになった」と感じたことです。

体質や性格、試験種別によって合う・合わないは必ずあります。あくまで参考として、使えそうなものだけを拾ってください。

話を聞いたのは、「孤独に東大を目指した」2人

Nさん(理科Ⅱ類/2024年入学)

東大生のNさん(男性)
(写真:Nさん提供)

静岡県の私立中高一貫校出身。東大を受ける友人は周りにおらず、孤独な受験だったといいます。

「東大には『もしかしたら合格できるかも』くらいの学力だったので、緊張していました。東大以外に出願していなかったので、浪人になるかどうかが決まる入試でもあり、ナーバスでした。

父と一緒に池袋のホテルに前泊しましたが、キャンパスまでの電車の人混みのすごさを今でも覚えています」

Tさん(文科Ⅲ類/2025年入学)

東大生のTさん(女性)
(写真:Tさん提供)

東京都の私立女子校出身。東京大学の推薦入試に不合格となったのち、一般入試で合格しました。

「一般入試の2カ月ほど前にある推薦入試が一番緊張しました。

キャンパスに来た瞬間から緊張がすごく、銀杏並木でのんびり写真を撮る母とは対照的な状態でした。お昼休みも3時間と長く、ずっと落ち着かない気持ちでした」

入試で緊張が大きくなりやすい理由は極めて単純です。

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