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東京都「学校のカスハラ対策」公表は誤解?学校は「理不尽な保護者」でも排除できない、"良好な関係づくり"前面に出す訳…結局は現場任せか

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  • 前屋 毅 フリージャーナリスト

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今回のガイドラインには、保護護者との「面談は30分まで」「やり取りに録音機能やボイスレコーダーを活用しよう」など刺激的な内容も書かれている(写真: kapinon / PIXTA)

東京都教育委員会(以下、都教委)がカスハラ対策のガイドラインをつくったと注目されている。しかし都教委は、それにいささか戸惑い気味だ。

カスハラ対策ガイドラインといわれるものの正式名称は「学校と家庭・地域とのより良好な関係づくりに係るガイドライン」(以下、ガイドライン)で、都教委は11月6日に「案」を、12月2日には「素案」を示している。今後の議論を経て、今年度中には確定される予定だ。

「対抗し、排除する」カスハラ対策とは別物?

東京都は、2024年10月11日に全国に先駆けて「カスタマー・ハラスメント防止条例」(以下、条例)を制定し、25年4月1日から施行されている。「カスハラ」は、この「カスタマー・ハラスメント」の略である。

条例の第2条でカスハラは、「顧客等から就業者に対し、その業務に関して行われる著しい迷惑行為であって、就業環境を害するもの」と定義づけられている。

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【「良好な関係づくり」を前面に出したい訳】

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