塾なしで東大合格、経験者が語る「絶対にしない」4つの習慣とは? 成績が伸び悩むなら「やめてみる」価値あり、勉強版"四毒抜き"
机に向かっているかどうかは保護者からも見えますが、集中しているかどうかはわからない。だから保護者はつい、勉強時間を増やしたくなってしまいます。その結果、子どもは「カロリーを使わず、やってる風に見せる術」が身についてしまいます。
極論ですが、何もない真っ白な部屋に教科書だけ置かれたら、人は自然と教科書を読むはずです。自分の心に“白い部屋”をつくるのではなく、可能な限り白い部屋に近い場所で勉強する仕組みをつくること。それが、勉強習慣のスタートラインだと私は思っています。
四毒の“その先”を読み取ってほしい
ここまで、私が東大受験のときに「やらなかった4つの勉強法」を紹介してきました。どれも今日からやめられる習慣ですし、やめるだけでも勉強の質はかなり変わるはずです。
ただ、本当に伝えたいのは、「この4つさえやめればOK」という話ではありません。実際、学習法には合う・合わないがあるからこそ、この世にはあまたの学習法が存在しているのだと思います。
私が中学・高校と通じてやっていたのは、とにかく勉強法そのものを観察し続けることでした。自分の頭で「これは効いているのか?」「別のやり方の方がいいのではないか?」と考え続ける。その上で、「これは自分にとって毒になりうる」「これは自分の武器になる」と少しずつ選び分けていきました。
知識がなければ、「何をやめるか」という発想はそもそも生まれません。だからこそ、この記事を読んでくれた人には、ぜひ「四毒」そのもの以上に、「勉強の勉強をする」という発想を持ってほしいのです。
勉強法の引き出しが増えれば増えるほど、自分に合ったやり方を選び取り、合わないものを捨てる判断ができるようになる。その“選び方”そのものが、あなたの学力を長期的に押し上げる、本当の基盤になります。
やることを増やす前に、やらないことを決める。それだけで、勉強はぐっと楽になり、ぐっと伸びやすくなるでしょう。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら





















無料会員登録はこちら
ログインはこちら